トルコの夏は割礼のシーズン。
週末になると割礼用の特別衣装を身にまとった子供をよく見かけるようになるそうです。
トルコの各家庭での割礼の儀は、結婚式同様、ドゥゥン(Dugun)と呼ばれ、盛大な宴が行われます。
このことからも、トルコでの割礼は一人前の男児として、認められるための重要な意味を持つ儀式であることが分かります。
この割礼の儀は家庭により様々です。
イスラム教徒の男の子の全てが割礼を行うのですが、かなりの資金が必要となり、すべての家庭でドゥゥンを行えるわけではありません。
貧困家庭では、割礼の儀を行うことは経済的に不可能なのです。
そこで、夏になるとトルコ国内の各地区主催の集団割礼式が行われるのです。
まず、割礼対象となる男の子のいる貧困家庭に集団割礼式への招待状が配布されます。
そして、希望者は申込みをして参加が認められます。
参加者には集団割礼式の数日前に割礼用の衣装(シャツ、ズボン、ケープ風マント、スティック、帽子、靴下、靴)とサッカーボールがプレゼントされるそうです。
そして、集団割礼式の当日には様々な演出により子供達を楽しませるパーティーが開催されます。
特別な車に乗り、賑やかな音楽と共に町中をゆっくりとパレードし、18時頃、集団割礼式の会場に到着すると子供とその家族達に食事が振舞われます。
その間、ピエロ、ダンスショー、サーカスのアクロバットなどを楽しみます。
そして市長の挨拶のあと子供達にプレゼントが配られます。
こうして割礼を受ける子供達は楽しいひとときを過ごし、一生の思い出を作ることとなります。
そして翌日、病院で割礼の施術を行い、割礼の儀式は終了。
私たち日本人には、理解しがたい割礼は、今もなお続いているのですね。
(2005年8月)
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